(所在地)中之島1-1-27
(撮影日)2009.12.18
地上3階、地下1階の鉄骨煉瓦造りの建物で、当時を代表する建築家の辰野金吾と片岡安が実施設計を行い、大正2年(1913年)着工し、大正7年に完成した。この工会堂は「義侠の相場師」と呼ばれた株式仲買人の岩本栄之助が、父親の遺産と自分の財産を合わせてた100万円を大阪市に寄付したことで建設された。その後、岩本栄之助は株式取引で莫大な損失を出し、大正5年(1916年)、完成を見ずにピストルで自殺した。平成11年から平成14年まで、保存・再建工事が行われ、平成14年に国重要文化財に指定された。
※欄干親柱石
※煉瓦造壁
※展示室
岩本栄之助のゆかりの物や、公会堂の創建時の建物の意匠などと、平成11年から4年間にわたり行われた再生・保存工事についての展示がされている。