******** 隆祥館書店からのお知らせ **********
夏の日盛りに、木陰の恋しい季節となりましたが、お変わりなくお過ごしでしょ うか?
今回は、「波風」光文社発刊を記念して藤岡陽子さんにご登場いただけることに なりました。
今回の「藤岡陽子さんを囲む会」では、「波風」という短編集の中の
「月夜のディナ-」を読んでいただき、親子の愛情について、考えてみたいと思います。
この物語は、実の母親と再婚相手が前夫の子どもたちのことよりも、自分たちの
生活を優先するためにおこる、子どもたちの心の傷つきを描いてあり、
この物語には救いがありましたが、無ければどうなっていたのだろうと、考えてしまいました。
そして現在、このような家庭が少なからず存在しているのではないかと考えると、
いてもたってもいられなくなりました。
最近の社会問題にもなっているネグレクト(無視などによる児童虐待)また、
佐世保の事件などに見られる子どもたちの心の闇を、社会の一員でもある私たちは
放っておいていいのでしょうか?
このままでは、何か大変なことになりそうな嫌な予感がするのです。
以前、湯浅誠さんが来られた時に 「見えないことは無視につながり、関心は尊重に
つながると」 色紙に書いて下さいました。
是非、「月夜のディナ-」をお読みいただき、この小説を入り口に、皆さんで、
こどもたちの心に関心を持ち、どのように受け止めれば良いのか?
また、このような事件が、今後起こらないようにするためにも、考えてみるところから
始めてみませんか?
是非、皆様のご参加をお待ちしております。どうぞ宜しくお願い致します。
~~~~~~~~~ 著者紹介 ~~~~~~~~~~~~
藤岡陽子(ふじおか・ようこ)
1971年京都府生まれ。作家。同志社 大学文学部卒業。
報知新聞社にスポーツ記者として勤務したが退社。すべてをリ セットすべく、
タンザニア・ダルエスサラーム大学に留学する。 帰国後小説を書 き始め、
2006年「結い言」で第40回北日本文学賞選奨を受賞。2009年『いつまで も白い羽根』で
デビューする。ひたむきに生きる人びとの姿を丁寧な筆致で描き、 多くの共感をよんでいる。
いまもっとも注目されている著者のひとり。他の著書 に『海路』『トライアウト』『ホイッスル』
『手のひらの音符』がある。京都在住。
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< 藤岡陽子さんを囲む会 >
「波風」光文社 発刊記念トークイベント&サイン会
開催日 : 平成26年8月23日(土曜日) 時間 : 17:00開場 17:30開演
会場 : 隆祥館書店7階 ギャラリー
☆サインは当店にてご購入の本に限らせていただきます。
CafeBreakTime:1,200円
(要予約・事前購入制とさせていただきます。当日お支払いの場合1,500円)
* 受付方法が変わりましたので、 HPをご覧下さいますようお願い致します。
*振込先 三井住友銀行上町支店 (普通) 1353923 リュウショウカンショテン
*申込み・お問合せ: 隆祥館書店 TEL:06-6768-1023
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