最初は百田尚樹さんのお話から始まりましたが、アットホームな雰囲気の中、
質問の時間に入るやいなや、色々な質問が飛び交いました。
中でも、「永遠の0」にも書かれていたガダルカナル島の生き残りの15人のお一人であるという
ご祖父様とのエピソードを話された読者の方の話をお聞きし、また、百田さんからも
実際に戦争に行って帰ってこられた方から、
「誰がモデルになっているのか」「よくぞ、書いてくれた」
など(実名も挙げられ)色々具体的なエピソードをお聞きしているうちに、
「永遠の0」は正に真実味の溢れる小説だと改めて感動しました。
「永遠の0」の主人公の家庭と家族構成が全く同じで、祖父と重ねてしまうと
おっしゃってた方もありました。
また、この小説を通して伝えたかったことは・・・という質問に対して
今、日本では、現在自殺者が、約3万人。阪神大震災で亡くなった人が約6千人、
東北大震災で約2万人おられるが、戦争で亡くなった人は、兵士だけで約230万人
その戦争を体験して生還した人たちが、友を亡くした人たちが、せっかく生き残った
自分の命を無駄にしたくないという気持ちから一丸となって荒廃した戦後の日本を
復興させたのではないでしょうか。
「生きることの素晴らしさを感じて欲しい」という百田尚樹さんの書き手としての言葉に
共感しました。
お話の合間でテレビの放送作家時代の楽しい体験談も聞かせていただきましたが、
絶え間なく、読者と熱く語り合われ、密度の高い有意義な時間を共有することができました。
今回の催しは大きな講演会では味わえない集いだったのではないでしょうか。
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