********** 隆祥館書店からのお知らせ **********
隆祥館書店のお客様にはすっかりおなじみとなった政治学者・白井聡さん。
私も大変、楽しみにしていた、書き下ろしの新刊『国体論 菊と星条旗』は、
期待を上回る素晴らしい作品です。今回は、その刊行を記念して、
トーク・イベントをおこないます。
白井さんの新刊『国体論 菊と星条旗』は、戦前・戦後の歴史を「国体」を
キイワードに読み解く、斬新な「近現代史」です。戦前の「国体」といえば、
万世一系の皇統。とくに昭和のファシズムの時代に力をふるった価値観です。
なぜ、そんな戦前の「遺物」が、戦後の日本を縛り続けているなどと言えるのか?
このことだけでも刺激的な問いなのですが、じつは「国体」が、対米従属の根本
原因であるという大胆な仮説を白井さんは、この本で展開しています。
「菊と星条旗」というサブタイトルも、じつに刺激的ですね。
さて、ゲストの大澤聡さんは、『三木清教養論集』『三木清大学論集』などを
編集した、気鋭の批評家です。大澤さんに「国体」思想が日本を覆ったころの
日本の哲学界や論壇について解説していただきながら、白井さんが問題視している、
「国体」が日本人に植え付けてしまった「思考の型」=「支配の否認」について、
議論します。
おふたりのお話のあとは、今の日本の状況がまったく違って見えてくるはずです。
ぜひ、奮って、ご参加ください。
~~【プロフィール】~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、
一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位修得退学。博士(社会学)。
専攻は政治学・社会思想。京都精華大学人文学部専任講師。
『永続敗戦論―戦後日本の核心』(太田出版)で、石橋湛山賞、
角川財団学芸賞、いける本大賞を受賞。
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1978年生まれ。批評家。
東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。
近畿大学文芸学部准教授。
著書に『批評メディア論』(岩波書店)、
『教養主義のリハビリテーション』(筑摩選書、5月15日発売)、
編著に『三木清教養論集』をはじめとする三部作(講談社文芸文庫)、
『1990年代論』(河出ブックス)などがある。
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『国体論―菊と星条旗』刊行記念トーク・イベント
「国体」の呪縛とは何か?
著者 白井 聡 × ゲスト 大澤 聡
開催日 : 平成30年6月8日 金曜日
時間 : 18:30開場 19:00開演
会場 : 隆祥館書店5階 多目的ホ-ル
参加費:2,500円(1,485円+本代『国体論―菊と星条旗』1,015円)
講演のみ: 2,500円 当日の場合:500円アップ
(要予約・事前購入制とさせていただきます。申込み順)
*振込先 三井住友銀行上町支店 (普通) 1353923
カ)リュウショウカンショテン
申込み・お問合せ: 隆祥館書店 TEL:06-6768-1023
住所:大阪市中央区安堂寺町1-3-4 谷町6丁目⑦番出口向かい
Eメール: [email protected]
主催: 隆祥館書店 後援: 集英社
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