隆祥館書店から ごあいさつ

隆祥館書店から　ごあいさつ

隆祥館書店のある大阪の上町台地は、歴史のある高台で、近くに「大阪城」「難
波宮跡」があります。安堂寺には、直木賞で有名な「直木三十五」の生家や、
「直木三十五記念館」があります。


このような歴史と文化のある地域で「本」を通じて繋がる地域の文化の発信地と
しての役割に誇りを持っています。

近年、特に力を入れているのは「作家と読者の集い」という「作家」と「読者」
が直接、顔を合わせ質疑応答を交え思いを共有し、絆を深めるというイベントで、
すでに100回をこえました。

昨今、地域にとって必要なはずの街の小さな書店が、アマゾンなどのネット書店
や、電子書籍の普及などの影響を受け、大変苦しい状況に追い込まれています。


そんな中、作家さんや編集の方の本に込めた熱い思いを、子どもからお年寄りま
で、読者の方々にリアルに伝える機会を設けることに、当書店の使命があると痛
感しております。

これからも「本」を媒体にしたあらゆるジャンルのイベントに挑戦していきたい
と思っておりますので宜しくお願い致します。

当書店を囲む厚い読者の熱意に支えられ、苦しくともやりがいのある仕事である
と、一日一日を過ごしています。