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『千代女の句』
(だま)されて 来て(誠)なり はつ桜 *()の部分は欠損してない
『芭蕉の句』所在不明
春の夜は 桜にあけて しまいけり
<所在地>新町1-15(新町北公園)
<撮影日>2009.5.29
加賀千代女の句碑で、廓内の九軒町の西橋に建てられていたが、戦時中に所在不明となり、その後、碑の上部が破損した状態で発見された。又、町の東端には芭蕉の句碑もあったが、所在不明である。
オリックス劇場前にある新町北公園の桜は桜並木になっており、桜堤を再現したようになっている。
新町廓への客足が落ち始めたため、扇屋四郎兵衛の発案により文政2年(1819年)に桜を植え始め、特に九軒町の桜堤は夜桜見物として有名になり、昭和初期まで続いた。堤沿いにあった吉田屋は井原西鶴の「好色一代男」、近松門左衛門「夕霧阿波鳴渡」に登場した揚屋で、戦前前まであった。
<所在地>新町1-3-21
<撮影日>2012.5.5
江戸時代初期に新町遊郭は幕府公認の遊郭つぃて始まり、新町橋は寛文12年(1672年)に西横堀川に架けられた橋である。四方を堀で囲われた廓に入るための橋でもあった。
<所在地>新町1-1(阪神高速高架下)
<撮影日>2009.12.25
寛文12年(1672年)新町遊郭への出入り口として西横堀川に架けられた橋で、廓の東西の大門と繋がる瓢箪通りに通じていたので「瓢箪橋」とも呼ばれた。明治5年に鋳鉄製となり、昭和2年には鉄筋コンクリート製となったが、昭和46年西横堀川の埋め立てにより廃橋となった。