大阪市の名所旧跡史跡

（阪急）京都線・宝塚線・神戸線淀川橋梁

（所在地）中津４～淀川区十三東１

（撮影日）２０１７．３．４

阪急電鉄の３線路の橋梁で、各路線ごとに架橋されており、神戸線と宝塚線の橋は大正１５年（１９２６年）に架けられたトラス橋で、上流側の京都線の橋は昭和３４年（１９５９年）に完成した。

 

本庄水管橋

（所在地）豊崎７～淀川区西中島２

（撮影日）２０１７．２．１６

淀川に架かる４本の水管橋の一橋で、明治４４年（１９１１年）に完成した。柴島浄水場と市内中心部を結ぶ水道幹線として使用されていたが、平成１３年（２００１年）頃から地下に水道幹線を通すようになり、この水管は不要となっていたため、平成３１年度までに撤去される見込みである。橋は近代土木遺産になっている。

 

新淀川大橋

（所在地）豊崎６・７～淀川区西中島１・２

（撮影日）２０１７．２．１６

地下鉄御堂筋線の鉄道橋を道路（新御堂筋線）の上下線が挟むような構造になっている橋である。大正１５年（１９２６年）に計画され、昭和１４年（１９３９年）には橋の一部が完成したが、財源不足で中断した。昭和３９年（１９６４年）に鉄道橋と上流側道路が完成し、昭和４５年（１９７０年）には下流側の道路も完成した。

 

（JR）上淀川橋梁

（所在地）本庄西３・豊崎６～淀川区西中島１

（撮影日）２０１７．２．１６

JR京都線の淀川に架けられた橋で、当初は十三川（中津川）に架かっていたので「上十三川橋梁」と称していたが、淀川改修のため架け替えられ、明治３４年（１９０１年）、「上淀川橋梁」と改称した。現在は在来線３複線と梅田貨物船の橋梁となっている。

 

（阪急）千里線淀川橋梁

（所在地）天神橋８・長柄橋西２～東淀川区柴島１・２

（撮影日）２０１７．２．１６

阪急千里線は大正１０年（１９２１年）、北大阪電気鉄道が十三と豊津を結んだのが最初で、大正１４年には京阪電鉄が天神橋と淡路間を開業し、淀川に架橋した。昭和５４年（１９７９年）、淀川治水事業のため架け替えられることとなり、橋の両岸の地点は同じではあるが柴島方向（淀川右岸）付近で橋は少し湾曲したトラス橋が架けられた。

 

長柄橋

　＊橋名標石

明治４２年の新淀川開削の時に鉄製のトラス橋が架けられ長柄橋と命名された。この懐石はその時に建てられた。

　＊橋名標石・橋竣工説明板

昭和１１年に架け替えられた２代目の長柄橋の竣工説明板で、橋の施工説明と「古今和歌集」の和歌が二首が刻んであり、和歌は長柄の橋を詠んだものである。

 

（所在地）天神橋８・本庄東３～東淀川区柴島１

（撮影日）２０１７．２．１６

橋の歴史は古く、推古天皇の頃に架橋しようとしたが、難工事でうまくいかず、人柱を立てたという伝説がある。最初の記録では平安時代初期に架橋されたが、約４０年後には廃絶し、明治６年（１８７３年）、豊崎橋という橋名で架けられるまで渡し船で往来していた。明治４２年（１９０９年）、長柄橋という橋名で鉄橋が架けられた。昭和１１年（１９３６年）に架け替えられ、昭和５８年（１９８３年）には現在のアーチ形の橋となった。浪速の名橋５０選の橋である。

 

毛馬橋

（所在地）長柄東２・３～都島区毛馬町１

（撮影日）２０１３．９．１０

大川の最上流のこの地には、古くから橋がなく、北長柄村と毛馬村は渡し船によって結ばれ、「毛馬渡し」と呼ばれた。大正３年（１９１４年）、地元住民の要望により木橋が架けられた。昭和３６年（１９６１年）、架け替えられ、昭和５４年に拡福されて現在に至る。

 

飛翔橋

（所在地）長柄東１～都島区都島本通１

（撮影日）２０１４．９．９

昭和５９年（１９８４年）に歩行者専用に架けられた二重アーチ橋で、淀川リバーサイドタウンと都島を結んでいる。この橋が架かるまでは大川に架かる橋間が約１ｋｍあり、住民の不便解消のために架けられた。

 

都島橋

（所在地）樋之口町・国分寺１～都島区中野町５・都島本通１

（撮影日）２０１４．９．９

大正１１年（１９２２年）、都島通に市電を敷設するために大川に架けられた木鉄橋で、橋桁は鋼鉄製であったが、橋脚は木製の橋であった。現在の橋は昭和３１年（１９５６年）に架けられた橋で、昭和５４年（１９７９年）に道幅が拡福された。

 

源八橋（げんぱちばし）

（所在地）天満橋１・２～都島区中野町４

（撮影日）２０１１．１１．８

江戸時代の頃はこの地には橋はなく、大川の両岸を渡し船で往来しており、天満川の地名から「源八渡し」と呼ばれた。明治４０年（１９０７年）には大阪市営となり、昭和１１年（１９３６年）に鉄製の橋が架けられ、渡し船は廃止された。