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（所在地）扇町１－１（扇町公園南東側スロープの途中）
（撮影日）２０１７．８．１
慶長３年（１５９８年）、大川から天満地蔵への物資搬入のため、南側の菅原町付近から扇町まで堀川が開削されたが、この地が掘溜まりとなり濁水が留まるようになった。天保９年（１８３８年）、大塩の乱後の救済事業として樋之口町で大川と接続させる工事が行われ、堀川の水質改善された。その頃、堀川の堤に桜が植えられ、大阪の桜の名所となり、近くに妙見宮があったところから妙見場と呼ばれた。昭和４７年、天満堀川は阪神高速工事のため埋め立てられた。
（所在地）中之島３－４－１５（三井ガーデンホテル大阪プレミア）
（撮影日）２０１７．８．１
昭和２９年（１９５４年）、吉原製油の社長で前衛画家でもあった吉原治良（よしはらじろう）氏が関西を中心に活動する画家などを集め、「具体美術協会」を結成した。昭和３７年（１９６２年）、作家達の作品発表の常設場所として、吉原氏が所有していた土蔵の内部を改装して現代アートを主とする「グタイピナコテカ」と称するため土蔵のギャラリーは取り壊された。昭和４７年（１９７２年）、吉原氏の死去に伴い、「具体美術協会」は解散した。なお、ピナコテカとか画廊（ギャラリー）という意である。
（所在地）中崎２－３－２６（浄方寺東側塀面）
（撮影日）２０１７．８．１
大正８年（１９１９年）、実業家林蝶子氏と財閥の鴻池善右衛門から産院施設設立のために大阪市に寄付があり、その寄付金を基に翌年、大阪市で最初の産婦人科専門の無料施設として開院し大正１０年（１９３５年）、建物の老朽化に伴い北区北扇町に移転し、「扇町産院」と改称した。昭和２１年には「扇町市民病院」となる。
（所在地）天神橋６－２－１４（太田診療所南西角）
（撮影日）２０１７．７．２３
大化の改新（６４５年）後、僧行基が大阪の七カ所に墓地を造り、大阪七基と称し、その墓地の一つがこの地にあった天満の葭原（よしはら）墓地である。その後、墓地守護のため浄土宗の西之坊という寺が建立され、地蔵尊・勢至菩薩・阿弥陀如来が祀られた。大正１０年（１９２１年）、墓地は北市民館建設のため長柄墓地に移転したが、地蔵尊と御堂はこの地に残った。戦時中の空襲にも焼失を免れたが、平成１５年に老朽化のため建て替えられた。
（所在地）中之島１－１－２６（東洋陶磁美術館前）
（撮影日）２０１５．７．１０
社会政策学者で都市経済学者でもあった人で、学校で教鞭をとっていたが、大正３年（１９１４年）、大阪市長池上四郎の招請により大阪市助役となり、大正１２年（１９２３年）から市長となり、３期（１９２３年～１９３５年）、つとめた。在任中に御堂筋の拡張・地下鉄（御堂筋線）の建設・大阪城の再建・大学の開設など、大阪の基盤を作り「大大阪時代」と呼ばれる全盛を迎えた。
（所在地）末広町３（扇町通緑地帯）
（撮影日）２０１６．５．７
慶長３年（１５９８年）に完成した天満堀川は堂島川に面した菅原町から扇町までで、この辺りは堀溜まりになっていた。天保９年（１８３８年）、大塩平八郎の乱が起こり、被災者を救済するための公共事業として、大川の樋之口町から扇町までの堀川延伸工事が始まり、その時に架けられたのが梅ヶ枝橋である。現在の橋は昭和４６年（１９７１年）に架けられた橋である。
（所在地）中之島４－３－５３（大阪大学中之島センター）
（撮影日）２０１６．４．３０
明治６年（１８７３年）、西本願寺掛所（北御堂）に大阪府病院が設立され、教授局で医学教育が行われた。明治１２年（１８７９年）、病院は中之島の広島藩蔵屋敷跡に新築移転し、名称を大阪公立病院と改称した。明治１３年、病院の教授局が独立して府立大阪医学校を設立した。その後、名称変更や建物の移転を経て、今の大阪大学医学部となった。